コインランドリーの乾燥機は性能が高く、大きな羽毛布団を効率的に乾かすことができます。
コインランドリーで羽毛布団を乾かす際に大切なのが、乾燥させる時間です。
湿気が残っていると臭いやカビの原因になるため、しっかりと乾かす必要があります。
しかし、あまり長時間乾燥機に入れておくと、羽毛が傷んでしまう恐れがあります。
今回は、コインランドリーで羽毛布団を乾かす際の利用時間の目安をご紹介します。
上手に乾かす方法や注意点についても解説しますので、是非参考にしてみてください。
もくじ
洗濯後の羽毛布団は60分程度が目安
コインランドリーで羽毛布団を乾かす際の乾燥時間の目安は、シングルサイズの場合は60分程度です。
ダブルの場合は、80分程度が目安と考えてください。
なお、これらは洗濯・脱水した後の濡れた状態の羽毛布団を乾かす場合の時間です。
コインランドリーで羽毛布団を乾燥させる手順に関しては、以下の動画が参考になります。
この動画は洗濯手順も含めての動画ですが、1分40秒以降から乾燥させる手順の解説が始まります。
この動画の手順に沿って、コインランドリーで羽毛布団を乾かす手順と時間を解説します。
最初は小さめの乾燥機を使う
洗った布団は水を吸って縮んでいるため、最初は小さい乾燥機を使います。
最初から大きい乾燥機を使用しても構いませんが、大きい乾燥機は利用料金が高いため、最初は小さい乾燥機を利用したほうがおトクです。
小さい洗濯機で「30分程度」乾かしたら、布団が膨らんできます。
仕上げは大きめの乾燥機を利用
30分程度乾かして布団が膨らんできたら、大きな乾燥機に移して再度「30分程度」乾燥させます。
その際には、テニスボールを2個程度入れるのがおすすめです。
テニスボールは乾燥機の中で跳ね回り、布団をほぐしてフワフワな状態にしてくれます。
布団は折りたたんで乾燥機に入れるため、折り目の部分は湿気が残りやすいです。
そのため、仕上げの乾燥を行う際には、途中で布団をひっくり返すようにしましょう。
30分程度乾燥させる場合は、10分おきにひっくり返すと全体がよく乾きます。
様子をみて乾燥時間を調整する
適切な乾燥時間は布団の厚さなどによっても異なるため、様子をみて乾燥時間を調整しましょう。
熱風が当たっている表面は乾きやすいですが、内部に湿気が残っている場合があります。
布団の重さや感触を確かめて、乾いているかよく確認することが大切です。
生乾きはカビや臭いの原因になるため、しっかりと内部まで乾かすようにしましょう。
ダニ退治の場合は20分程度が目安

洗濯した布団だけでなく、ダニ退治のためにコインランドリーの乾燥機を使うこともできます。
コインランドリーの乾燥機は出力が強く、布団内部のダニを効率的に駆除できます。
ダニは60℃程度で死滅するといわれています。
ダニ退治のために羽毛布団を乾燥させる場合は、布団全体を60℃以上の状態に一定時間保つために、「20分程度」乾燥させるとよいでしょう。
なお、あまり高い温度に設定したり長時間乾燥機に入れておいたりすると、布団が傷んでしまう場合があるため注意が必要です。
羽毛布団をコインランドリーで乾かす際の注意点

コインランドリーで羽毛布団を乾かす際の注意点をご紹介します。
高温になりすぎないように注意
羽毛布団を高温で乾燥させると、中身の羽毛が傷んでしまう場合があります。
羽毛は繊維状のタンパク質でできており、高温になると割れてしまいます。
傷んだ羽毛は空気を溜め込むことができなくなり、羽毛布団の保温性能が低下します。
コインランドリーの乾燥機の中には温度設定ができるものもあります。
濡れた布団を乾かす際に温度を高めにすると早く乾きますが、仕上げの際に高温にすると羽毛が傷んでしまいます。
羽毛布団を乾燥させる場合は、布団の温度が高くなりすぎないよう温度設定に注意しましょう。
「羽毛布団コース」などの機能が乾燥機についていれば、そうした機能を使うと安心です。
温度設定機能がない乾燥機の場合は、温度が高くなりすぎないよう乾燥時間に注意してください。
羽毛布団はしっかり乾かすことが大切ですが、温度が高くなりすぎる恐れがあるため、長時間乾燥機にかけ続けるのは控えてください。
乾燥後に風に当てる
乾燥後の羽毛布団は温かい空気を含んでおり、その中には湿気も含まれています。
特に濡れた布団を乾燥させた場合は、そのままの状態で布団の温度が下がると内部に湿気が残ってしまう場合があります。
湿気が残ると、布団の臭いやカビの原因になります。
布団に湿気が残るのを防ぐために、コインランドリーから布団を持ち帰ったら、30分から1時間程度布団を風や日光に当てるのがおすすめです。
布団を保管したり使用したりするのは、湿気を完全に取り除いてからにしましょう。
羽毛布団の乾燥にかかる料金は?

コインランドリーの乾燥機の料金は、乾燥機のサイズや店舗によって異なります。
比較的小さいサイズの乾燥機は「10分間100円」、大きめのサイズで「6-7分間100円」などのケースが多いです。
羽毛布団の乾燥には60分程度かかるため、その場合は700円から1,000円程度必要です。
ダブルの場合は900円から1,300円程度になるでしょう。
長い時間をかけてしっかりと乾かしたい場合は、必要な費用が増えます。
また、ダニ退治が目的の場合は大きめの乾燥機で20分程度乾燥させるため、300円程度の料金が必要です。
コインランドリーで布団を洗濯・乾燥する料金についてはこちらの記事で詳しく解説しています>>
まとめ
コインランドリーで羽毛布団を乾燥させる際の時間は、洗濯したシングル布団の場合は60分程度、ダブルの場合は80分程度が目安です。
ダニ退治のために乾燥機を使う場合は、20分程度乾燥させましょう。
羽毛布団は温度が高くなりすぎると傷んでしまうため、温度設定と乾燥時間には注意が必要です。
コインランドリーの乾燥機を利用すれば、羽毛布団をフカフカの状態にできます。
羽毛布団を効率的に乾かしたい人や、布団のダニを退治したい人は、いちどコインランドリーの乾燥機を利用してみることをおすすめします。