コインランドリーで布団の乾燥のみってできるの?

コインランドリーでは布団の洗濯も可能ですが、布団の乾燥のためだけにコインランドリーを利用するのもおすすめです。

「布団を干していたら雨が降ってきて濡れてしまった」

「自宅で洗濯した布団を効率的に乾かしたい」

そんな場合には、コインランドリーの乾燥機を利用しましょう。
コインランドリーには大型の乾燥機が設置されており、布団を素早く乾燥させることができます。

コインランドリーを利用して布団を乾燥する方法や注意点について解説します。

コインランドリーでは布団の乾燥が可能

コインランドリーは「洗濯する場所」というイメージが強いかもしれませんが、洗濯物を乾燥するためだけに利用する人も多くいます。

コインランドリーには大型の乾燥機があり、自宅の乾燥機には入らない大きな布団でも問題ありません。
コインランドリーの乾燥機は性能が高く、大きな布団を素早く乾燥できます。
自宅で布団を洗濯したり、布団が雨で濡れてしまったりした場合にコインランドリーを利用すれば、効率的に布団を乾かせます。

また、コインランドリーの乾燥機を利用すれば、布団に住み着いているダニを駆除することもできます。
洗濯した布団を乾かすだけでなく、ダニ退治のためにコインランドリーの乾燥機を利用するのもおすすめです。
ただし、素材によっては布団が傷んでしまう場合があるため、乾燥機を利用する際には素材の種類と設定温度に注意する必要があります。

乾燥時間の目安は?

濡れた布団・毛布を乾かす場合の時間

コインランドリーで布団を乾燥させる際にかかる時間は、おおむね以下の通りです。
なお、以下の時間は、洗濯・脱水が済んだ状態の布団を乾かした場合のものです。

・毛布1枚:30-40分
・毛布2枚:40-50分
・羽毛布団1枚:60分程度
・化学繊維の布団:25分程度
・綿布団:40-50分

乾燥にかかる時間は布団の厚さや状態によって異なるため、以上はあくまでも目安と考えてください。
最初は少し短めの時間で乾燥機にかけて、乾き具合を確かめてから時間を追加するのがおすすめです。
湿気が残っているとカビや臭いの原因になるため、しっかりと時間をかけて乾かしましょう。

なお、乾燥の途中で布団を裏返す必要があるため、乾燥中はコインランドリーの近くにいる必要があります。
コインランドリーの乾燥機を利用する際には、待ち時間の過ごし方をあらかじめ考えておきましょう。

ダニ退治のために乾燥機を利用する場合

ダニ退治のためにコインランドリーの乾燥機を利用する場合は、高めの温度で20分程度乾燥させるのがおすすめです。

ダニは60℃程度の温度で死滅するといわれています。
布団の温度にムラがあるとダニが生き残ってしまうため、布団全体を60℃以上で一定時間保つために、20分程度乾燥させましょう。

温度が選べるタイプの乾燥機の場合は、ダニをしっかりと駆除するために高めの温度にしたいところです。
ただし、その際には事前に布団の素材をチェックして、高めの温度でも問題ないことを確認したうえで行いましょう。
羽毛布団などの場合は、温度が高いと布団が傷んでしまう場合があります。

布団の乾燥にかかる料金は?

コインランドリーでの布団乾燥にかかる料金は、乾燥機のサイズや店舗によって異なります。
サイズが比較的小さいもので「10分間100円」、大きめのサイズで「6分間100円」などのケースが一般的です。
大きめの羽毛布団の場合は1,000円程度、小さめのサイズの乾燥機で毛布などを40分程度乾燥させた場合は400-500円程度が目安になるでしょう。

コインランドリーで布団を洗濯・乾燥する料金についてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

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コインランドリーで布団を乾燥させる際の注意点

コインランドリーで布団を乾燥させる際には、いくつか注意すべき点があります。

洗濯表示マークを確認

コインランドリーで布団や毛布を乾燥させる前に、その布団がコインランドリーで乾燥できるのか、布団のタグに表示されている洗濯表示マークを確認しましょう。

コインランドリーの乾燥機は、衣類を回転させつつ熱を加える「タンブラー乾燥」方式です。
タンブラー乾燥に関する洗濯表示マークは、四角の枠の中に丸が描かれているマークです。
そのマークにバツ印が付いている布団は、コインランドリーで乾燥させることができません。

また、タンブラー乾燥のマークには、バツ印以外にも2種類のマークがあります。
丸の中に点が1つあるものは「60℃以下の低温」でタンブラー乾燥が可能なマークであり、丸の中に点が2つあるものは「上限80℃の高温」でもタンブラー乾燥ができるマークです。
洗濯表示マークをしっかりと確認して、適切な温度で布団を乾燥させましょう。

なお、洗濯表示マークは平成28年12月に新しくなっており、それ以前に販売された布団にはタンブラー乾燥に関する表示がありません。
タンブラー乾燥に関する洗濯表示マークが付いていない場合は、タグの説明書きに「タンブラー乾燥はお避けください」「DO NOT TUMBLE DRY」といった表示がないか確認しましょう。
そうした表示がある場合は、コインランドリーで乾燥させることができません。

布団の素材をチェック

コインランドリーの乾燥機を利用する前に、布団の素材を確認しておきましょう。
素材によってはタンブラー乾燥機が利用できないものや、温度に注意すべきものがあります。

シルクが使用されているものやカシミア毛布などの場合は、コインランドリーでの乾燥はできません。
また、中身にウレタンが使用されている製品も熱に弱いため、タンブラー乾燥機の利用は避ける必要があります。

乾燥させる温度に注意

コインランドリーで乾燥させる際には、温度に注意しましょう。
コインランドリーによっては、乾燥機に温度設定機能がついている場合があります。

特に羽毛布団を乾燥させる際は、温度に注意する必要があります。
羽毛は繊維状のタンパク質でできており、熱を加えすぎると割れてしまいます。
羽毛布団を乾燥させる際は、高温になりすぎないよう注意しましょう。
また、長時間乾燥機にかけるのも避けるべきです。
乾燥機に「羽毛布団コース」が設定されている場合は、そうした機能を利用すると安心です。

また、ポリエステルやレーヨンといった化学繊維は熱に弱いため、60℃程度の低温で乾燥させることが大切です。

生乾きに注意

濡れた布団を乾燥させた場合は、生乾きに注意しましょう。
乾燥機は高温の熱風を当てるため、表面は乾きやすいですが、内部に湿気が残っている場合があります。

生乾きの状態だと臭いの原因になるほか、カビが発生する場合もあります。
濡れた布団を乾燥させる場合は、中まで乾くよう長めの乾燥時間を意識しましょう。

また、乾燥機から出した布団は温かい空気を含んでおり、その中には湿気も含まれています。
そのため、帰宅したらいちど布団を風や日光に当てて、中の湿気を完全に取り除くのがおすすめです。

コインランドリーで布団を上手に乾燥させるコツ

コインランドリーで布団を乾燥させる際のコツをご紹介します。

羽毛布団は一緒にテニスボールを入れる

羽毛布団を乾燥させる際には、布団が乾いてきた段階でテニスボールを2個程度入れるのがおすすめです。
テニスボールを入れると、乾燥機の中で跳ね回り、羽毛布団の中身を叩いてほぐしてくれます。
その結果、布団がフカフカの状態になります。

テニスボールを入れる方法は、プロのクリーニング店も行っている方法です。
羽毛布団を乾かす際は、是非試してみましょう。

途中でひっくり返す

布団は折り曲げて乾燥機に入れますが、折り目の部分に湿気が残りやすいため注意が必要です。
濡れた布団を乾燥させる場合は、途中で取り出してひっくり返しましょう。
30分程度乾燥させる場合は、10分ごとにひっくり返すと全体がよく乾きます。

コインランドリーを利用すれば、布団を素早く乾燥させることができ、効率的にダニを退治することもできます。
清潔でフワフワな布団で眠りたい人は、いちどコインランドリーの乾燥機を利用してみることをおすすめします。

さいごに

今回はコインランドリーで布団の乾燥のみはできるのかについて解説しました。

コインランドリーでは乾燥のみでも使用することは可能です。

梅雨の時期など布団が乾かない場合などには是非コインランドリーを使用してみてくださいね。

その便利さに病みつきになりますよ。

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