布団のクリーニング料金は、クリーニングを利用する際に最も気になるポイントでしょう。
布団は、サイズや素材によってクリーニング料金が異なります。
また、「クリーニング料金はどの業者を利用してもあまり変わらない」と思っている人がいるかもしれませんが、実は布団クリーニングの料金システムは、クリーニング業者の業態によって大きく異なります。
クリーニング業者には、店舗を構えて顧客からの持込を受ける「店舗型」と、布団を自宅まで集荷・配送する「宅配クリーニング」の2つの業態があります。
布団のクリーニングに関しては、店舗型と宅配クリーニングで料金システムに違いがあります。
一般的に、いちどに依頼する布団の枚数が少なければ店舗型が安めで、布団の枚数が多ければ宅配クリーニングの料金が安くなります。
今回は、布団のクリーニングにかかる料金について解説します。
また、布団だけでなく、毛布や敷きパッドなどのクリーニング料金の相場もご紹介します。
料金の安い宅配クリーニング業者もご紹介しますので、布団をクリーニングに出したいと思っている人は、是非参考にしてみてください。
布団のクリーニング料金の相場は?

布団は厚くかさばるため、通常の衣類よりもクリーニングの料金が高めです。
まずは、布団のクリーニングにかかる費用を把握するために、店舗型のクリーニング業者を利用した場合のおおまかな費用をご紹介します。
布団1枚は5,000円程度が目安
布団のクリーニング料金は布団のサイズ・素材などで変化しますが、シングル布団1枚につき5,000円程度が目安です。
店舗型のクリーニング料金の相場は、以下の通りです。
布団のクリーニングの料金の目安(店舗型)
布団サイズ/素材 | 化繊・綿・麻など | 羽根布団 |
掛布団:シングル | 4,000-5,000円 | 5,000-6,000円 |
掛布団:ダブル | 5,000-6,500円 | 7,000-8,000円 |
掛布団:キングサイズ | 6,500円以上 | 7,500円以上 |
敷布団:シングル | 4,000-5,000円 | 5,500-6,500円 |
敷布団:ダブル | 5,000-6,500円 | 7,000-9,000円 |
敷布団:キングサイズ | 6,500円以上 | 8,000円以上 |
肌掛布団:シングル | 2,500-3,000円 | 3,500-4,000円 |
肌掛布団:ダブル | 3,500-4,000円 | 4,500-5,500円 |
肌掛布団:キングサイズ | 4,000円以上 | 5,000円以上 |
(参照:https://www.usachan.co.jp/cleaning-price/price5/)
(参照:http://www.hakuyosha.co.jp/cleaning/price/table02/)
以上の通り、布団の素材が化学繊維などの場合は料金が安く、羽毛布団は洗濯に手間がかかるため料金が高めです。
それに対して、薄めな肌掛布団は料金が安めです。
また、布団のサイズが大きくなるほどクリーニング料金も上がります。
なお、クリーニング料金は店舗によって異なるため、ご紹介した料金はあくまでも目安と考えてください。
毛布・敷きパッドなどの料金はいくらくらい?
毛布や敷きパッドなども汚れるため、定期的なクリーニングが必要です。
また、頭は汗をよくかくため、枕カバーをしていても枕は定期的に洗うことをおすすめします。
店舗型のクリーニング店を利用した場合の、それらのクリーニング料金の大まかな相場は、以下の通りです。
布団サイズ/素材 | 化繊・綿・麻など | 羽根布団 |
掛布団:シングル | 4,000-5,000円 | 5,000-6,000円 |
掛布団:ダブル | 5,000-6,500円 | 7,000-8,000円 |
掛布団:キングサイズ | 6,500円以上 | 7,500円以上 |
敷布団:シングル | 4,000-5,000円 | 5,500-6,500円 |
敷布団:ダブル | 5,000-6,500円 | 7,000-9,000円 |
敷布団:キングサイズ | 6,500円以上 | 8,000円以上 |
肌掛布団:シングル | 2,500-3,000円 | 3,500-4,000円 |
肌掛布団:ダブル | 3,500-4,000円 | 4,500-5,500円 |
肌掛布団:キングサイズ | 4,000円以上 | 5,000円以上 |
なお、敷きパッドの料金は厚めのものの場合です。
枕は素材によって料金が異なるため、実際に依頼する場合はそのクリーニング店の料金をよく確認するようにしてください。
以上が、布団や毛布などを店舗型クリーニング店に依頼した際の料金の相場です。
布団はサイズが大きいためクリーニング費用が高めですが、クリーニングに出すと驚くほどきれいになり、フカフカになって保温性能も高まります。
布団は、定期的にクリーニングに出すのがおすすめです。
店舗型と宅配クリーニングはどちらが安い?

布団をクリーニングに出す方法には、自分で店舗に布団を持っていく方法と、宅配クリーニングを利用する方法の2種類があります。
同じ布団のクリーニングですが、両者の料金システムは大きく異なります。
宅配クリーニングは、自宅まで布団を取りに来てくれて、洗濯後は配送もしてくれます。
そのため、宅配クリーニングのほうが高額な印象がありますが、実は宅配クリーニングのほうが安い場合が多くあります。
店舗型と宅配クリーニングで料金システムが異なる
店舗型のクリーニング店と宅配クリーニングでは、料金システムが大きく異なります。
店舗型は「単価×枚数」の料金が基本
店舗型のクリーニング店では、布団1枚分の料金が設定されていますが、2枚セットや3枚セットなどのセット価格は設定されていない場合が多いです。
そのため、布団2枚のクリーニングを依頼すれば、1枚依頼した場合の2倍の費用がかかり、3枚依頼すれば3倍の料金が必要です。
宅配クリーニングはまとめて頼むとおトク
それに対して宅配クリーニングの場合は、「2枚セット」や「3枚セット」など、布団の枚数ごとにセット料金が設定されています。
そして、布団の枚数が増えるほど、布団1枚あたりの料金が割安になります。
例えば、ある宅配クリーニング業者の場合、1枚の場合の料金は9,000円程度ですが、2枚になると12,000円程度(1枚あたり6,000円)、3枚だと13,000円程度(1枚あたり4,333円)になります。
これは、宅配クリーニングには集荷・宅配の費用がかかることが影響しています。
宅配クリーニングは1枚だけ依頼すると割高ですが、それは集荷や宅配にかかる費用が含まれているためです。
布団の枚数が変化しても、集荷・宅配の手間と費用はさほど変わりません。
そのため、枚数が増えるほど1枚ごとのクリーニング料金が割安になります。
布団の枚数が多い場合は宅配クリーニングがおすすめ
宅配クリーニングは、いちどに依頼する布団の枚数が増えると、店舗型のクリーニング店を利用するよりも費用が安くなることが多いです。
布団の枚数による料金の差を分かりやすくするために、代表的な宅配クリーニング業者である「ふとんリネット」の料金と、ある店舗型クリーニング店の料金を比較してみました。
布団の種類と枚数 | ふとんリネット | 店舗型 | 差額 | |
羽毛布団:シングル | 1枚 | 8,800円 | 5,400円 | 3,400円 |
2枚 | 11,800円 | 10,800円 | 1,000円 | |
3枚 | 12,800円 | 16,200円 | -3,400円 | |
4枚 | 14,800円 | 21,600円 | -6,800円 | |
5枚 | 17,800円 | 27,000円 | -9,200円 | |
羽毛布団:ダブル | 1枚 | 8,800円 | 7,100円 | 1,700円 |
2枚 | 11,800円 | 14,200円 | -2,400円 | |
3枚 | 12,800円 | 21,300円 | -8,500円 | |
4枚 | 14,800円 | 28,400円 | -13,600円 | |
5枚 | 17,800円 | 35,500円 | -17,700円 | |
化繊布団:シングル | 1枚 | 8,800円 | 4,300円 | 4,500円 |
2枚 | 11,800円 | 8,600円 | 3,200円 | |
3枚 | 12,800円 | 12,900円 | -100円 | |
4枚 | 14,800円 | 17,200円 | -2,400円 | |
5枚 | 17,800円 | 21,500円 | -3,700円 |
以上のように、布団が1枚や2枚の場合は店舗型のほうが安い場合が多いですが、布団の枚数が3枚以上になると、宅配クリーニングである「ふとんリネット」のほうがおトクです。
上記の表では5枚までしか記載していませんが、布団の枚数が増えるほど差額は大きくなります。
「ふとんリネット」は、布団の素材が羽毛でも化繊でも料金が一定です。
また、布団のサイズがダブルでも、料金がシングルと変わりません。
そのため、布団のサイズが大きい場合や、料金が高めな羽毛布団をクリーニングに出す場合に、店舗型との差額が大きくなります。
ふとんリネットについてはこちらをご覧ください。
宅配クリーニングは利便性も高い
宅配クリーニングの重要なメリットのひとつに、自宅に居ながら布団をクリーニングに出せることがあります。
布団はかさばるため、自分で店舗に持ち込むのはとても大変です。
店舗型でも自宅まで集荷に来てくれたり、出来上がった布団を届けてくれたりする場合がありますが、その場合は別途費用がかかります。
宅配クリーニングは、店舗型を利用するよりも利便性が高いです。
そのうえ、宅配クリーニングの料金が店舗型よりも割安なケースが多くあります。
布団をクリーニングに出す際には、宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。
ネット検索すると、多数の布団宅配クリーニング業者がみつかります。
そのことからも、多くの人が布団の宅配クリーニング業者を利用していることが分かります。
料金の安い宅配クリーニング業者は?

宅配クリーニングを利用しようとして検索すると、数多くの業者がみつかります。
そのため、どの業者に依頼すればいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。
おすすめの宅配クリーニング業者については別の記事でご紹介していますので、詳しく知りたい場合はそちらの記事を参照してみてください。
おすすめの宅配クリーニング業者についてはこちらの記事で解説しています>>
別記事でご紹介している宅配クリーニング業者の中でも、特に「ふとんリネット」は料金が安めであり、あらゆる人におすすめできる業者です。
「ふとんリネット」は料金が安い
ふとんリネットは、料金の安さで人気を集めています。
上の一覧表でご紹介した通り、枚数が増えるほど1枚あたりの料金が割安になります。
また、ダブルサイズの布団や羽毛布団でもシングルと料金が変わらず、そうした布団をクリーニングに出す場合は特におすすめです。
布団が1-2枚の場合は金額が若干高めですが、自宅まで集荷・宅配してくれることを考えると、一人暮らしの場合でもふとんリネットを使うメリットは十分にあります。
「ふとんリネット」はオプションサービスも充実している
ふとんリネットは、オプションサービスも充実しています。
毛布や枕なども洗濯してくれる
ふとんリネットは、毛布・シーツ・枕・敷きパッド・座布団・クッションなどの小物も、追加料金を支払うことで一緒にクリーニングしてくれます。
毛布などのクリーニング料金は、以下の通りです。
洗濯物の種類とサイズ | ふとんリネット | 店舗型 |
毛布:薄手 | 1,500円 | 800-1,500円 |
毛布:厚手 | 1,500円 | 1,200-2,000円 |
敷きパッド:シングル | 2,990円 | 2,500-3,500円 |
敷きパッド:ダブル | 2,990円 | 3,500円-4,500円 |
枕 | 2,000円 | 1,000-2,000円 |
シーツ | 1,220円 | 600-1,000円程度 |
ふとんリネットでは、毛布の厚さに関わらず料金が一律1,500円です。
また、敷きパッドのサイズがシングルでもダブルでも、クリーニング料金が変わりません。
布団以外のクリーニング料金は、ふとんリネットと店舗型で大きな差はありません。
しかし、自宅まで集荷・宅配してくれることを考慮すると、布団以外のクリーニングについてもふとんリネットに依頼するのがおすすめです。
防ダニ加工を依頼できる
また、ふとんリネットは、布団の「防ダニ加工」のサービスを1枚あたり1,000円で提供しています。
ダニが布団で繁殖すると、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状の原因になります。
ダニの悪影響をなるべく防ぎたい場合は、ふとんリネットでクリーニングを行い、あわせて防ダニ加工を依頼してみるのもひとつの手です。
以上のように、「ふとんリネット」には価格面などの多くのメリットがあり、宅配クリーニング業者の中でも特に人気のある業者です。
布団のクリーニングを考えている人は、ふとんリネットなどの宅配クリーニング業者を利用してみることをおすすめします。
詳しくはこちらをどうぞ。
まとめ
布団のクリーニング料金は、布団の大きさや素材などによって異なりますが、シングル布団の場合5,000円程度が目安です。
布団のクリーニングの料金システムは、店舗型と宅配クリーニングで大きく異なります。
一般的に、枚数が少ない場合は店舗型が安めですが、枚数が3枚以上になると宅配クリーニングが割安になるケースが多いでしょう。
宅配クリーニングは、自宅まで布団を集荷・配送してくれるため非常に便利です。
複数枚の布団をクリーニングに出す際は、宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。
宅配クリーニングの中でも「ふとんリネット」は料金が安く、特におすすめできる業者です。
ふとんリネットは、オプションサービスが充実している点も魅力です。
布団をクリーニングに出そうと考えている人は、今回の記事で料金の相場を把握したうえで、宅配クリーニングを利用してみることをおすすめします。