「布団を洗いたい!」と思ったら、手軽に利用できる「宅配クリーニング」がおすすめです。
宅配クリーニングを利用すれば、宅配業者が自宅まで布団を集荷・配送してくれるので、簡単に布団をきれいにできます。
しかし、布団の宅配クリーニングサービスを提供している業者は数多くあります。
「どこに頼めばいいの?」と困っている人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな人のために、おすすめの宅配クリーニング業者4社をランキング形式でご紹介します。
各社の料金や特徴について詳しく解説しますので、布団の宅配クリーニングを利用したいと考えている人は、是非参考にしてみてください。
まずは、各社の料金や特徴を一覧表で確認してみましょう。
なお、料金はすべて税別です。
納期に関しては、繁忙期(夏季など)には大幅に変化する場合があるため、あくまでも目安と考えてください。
もくじ
宅配クリーニング業者の選び方のポイントは?

宅配クリーニング各社の特徴をみていく前に、業者を選ぶ際のポイントを確認しておきましょう。
料金
料金は、宅配クリーニング業者を選ぶ際に最も重要なポイントです。
クリーニング料金は、布団の枚数やサイズ、素材、小物の有無などによって変化します。
そのため、クリーニングを依頼する布団の種類や枚数によって、最も料金が安いクリーニング業者が異なる場合があります。
各社の料金を比較する際には、ホームページに表示されている1枚分の料金で比べるのではなく、自分が依頼した場合の料金をしっかりと計算することが大切です。
また、続けて依頼すると料金が安くなる業者もあるため、継続して利用したい場合はその点も考慮しましょう。
オプションサービスの有無
業者によっては、さまざまなオプションサービスを提供しているところもあります。
例えば、「ふとんリネット」は、追加料金を払えば毛布・枕・敷きパッド・座布団などを洗ってくれます。
また、防ダニ加工をオプションで実施してくれるところもあります。
利用したいサービスがある場合は、そうしたサービスを提供している会社を選ぶ必要があります。
クリーニング業者を選ぶ際には、各社のオプションサービスをよくチェックしましょう。
布団の洗い方
布団の洗い方も、業者選びの重要なポイントです。
業者の中には、漂白剤や溶剤を一切使わない会社があるほか、合成洗剤を使用せずに石けんで布団を洗うところもあります。
布団は肌に触れるものなので、特に敏感肌の人やアレルギー体質の人は、布団に薬剤が残りにくい洗い方をしている業者を選ぶのがおすすめです。
以上のポイントのうち何を重視するかによって、選ぶべきクリーニング業者は変わります。
クリーニング業者を選ぶ際には、自分が重視するポイントを明確にすることが大切です。
布団の宅配クリーニングのランキング

それでは、各宅配クリーニング業者の特徴をみていきましょう。
各社の料金やサービスを比較したうえで、特におすすめしたい業者からご紹介していきます。
1位:ふとんリネット
「ふとんリネット」は、すべての人におすすめできる宅配クリーニング業者です。
ふとんリネットは、布団の宅配クリーニングの最大手で、安心して利用できます。
宅配クリーニングの利用を考えている人は、まずはふとんリネットの利用から検討しましょう。
特徴
料金が安い
ふとんリネットは、なんといっても料金の安さが魅力です。
各社の料金を比較した場合、ふとんリネットが最も安くなるケースが多いでしょう。
特に布団の枚数が多い場合は、料金が他社に比べて大幅に安くなります。
まとめて布団を送れる
ふとんリネットは、布団を送る際に圧縮袋を利用できます。
圧縮袋を利用すれば、多くの布団をコンパクトにまとめて送ることができます。
圧縮袋は1つ400円かかりますが、まとめて送ることで料金が大幅に安くなるため、トータルでは費用が他社よりも安くなります。
また、圧縮袋を利用して送った布団は、戻ってくる際にも圧縮されています。
布団の収納スペースをコンパクトにできるのも、ふとんリネットの嬉しいポイントです。
オプションサービスが充実している
ふとんリネットは、オプションサービスが充実しています。
毛布・枕・座布団・敷きパッド・シーツなどのクリーニングが一緒に依頼できるほか、防ダニ加工のサービスも利用可能です。
料金
ふとんリネットは、他社に比べて料金が安めに設定されています。
特に布団の枚数が多い場合に料金が安く、3枚の場合は1枚あたり「4,267円」、4枚の場合は「3,700円」です。
5枚目以降は、1枚増えるごとに「3,000円」の追加料金で依頼できます。
布団1枚の料金は8,800円であり、枚数が増えると1枚あたりの料金が大幅に安くなることがわかります。
納期
ふとんリネットに依頼した布団が返送されるのは、布団が先方に届いてから10日目以降です。
宅配クリーニング業者の中では、標準からやや短めの納期です。
なお、布団を送るまでの期間は含まれていないため注意しましょう。
また、夏季などの繁忙期には納期が延びる場合があります。
どういう人におすすめ?
ふとんリネットは料金が安めで、すべての人におすすめできる業者です。
特に、家族の布団をいちどにクリーニングに出す場合など、布団の枚数が多い場合は、ふとんリネットを利用すると費用を抑えることができます。
また、布団以外の小物を一緒に洗いたい場合や、防ダニ加工を希望する場合も、ふとんリネットの利用が適しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
2位:しももとクリーニング
続いておすすめしたいのが「しももとクリーニング」です。
しももとクリーニングは高知県の会社で、四万十川由来のきれいな水で布団を洗浄してくれます。
特徴
しももとクリーニングの特徴は「洗い方」にあります。
布団を個別に洗濯
しももとクリーニングは、他人の品物と一緒に洗わない「完全個別洗い」を採用しています。
他社の場合は何十枚もの布団を大型の機械で一緒に洗浄しますが、しももとクリーニングでは小型の機械を使用して個別に洗います。
そのため、他人の布団と一緒に洗うことに抵抗がある人に適しています。
また、ペットの毛や尿がついてしまった布団でも問題なく洗濯してくれます。
合成洗剤や漂白剤を使用しない
しももとクリーニングでは「石けん」のみを使用して布団を洗濯しています。
布団の洗濯には塩素系漂白剤や合成洗剤が使用されることが多いですが、この会社では使用されていません。
そのため、布団に薬剤が残っている心配がなく、肌がデリケートな人でも安心して利用できます。
安心の乾燥方法
しももとクリーニングでは、工場施設内にある専用の乾燥機で布団の乾燥を行います。
天日干しをすると花粉やPM2.5などが付着する恐れがありますが、しももとクリーニングならその心配はありません。
また、高速でしっかりと乾燥させるため、臭いや雑菌の繁殖も抑えられます。
シルクの布団も大丈夫
シルク(真綿)100%の布団を取り扱っていない業者が多いですが、しももとクリーニングには「真綿専用コース」があり、シルクの布団も依頼可能です。
料金
しももとクリーニングの料金は、1枚8.800円、2枚11,800円、3枚13,800円とリーズナブルな価格です。
価格の安さで人気の「ふとんリネット」ともほとんど変わりません。
ただし、枚数は3枚までが基本です。
6枚の布団を出そうとすると、3枚分の料金の倍額が必要です。
そのため、大量の布団をいちどに依頼しても、料金が大幅に安くなるわけではありません。
納期
しももとクリーニングは、先方に布団が到着してから発送まで「4営業日以内」としています。
配送にかかる時間を含めると、1週間程度でクリーニングが完了する場合が多いでしょう。
しももとクリーニングは、納期が短めなのも魅力です。
ただし、6月から10月の夏季には布団の洗濯依頼が増加するため、通常より納期が延びる場合があります。
どういう人におすすめ?
しももとクリーニングは肌に、優しい洗濯方法で人気を集めています。
そのため、敏感肌・アトピー性皮膚炎・アレルギーなどの肌がデリケートな人や、赤ちゃんのいる家庭の利用に最適です。
肌への優しさを重視する場合は、しももとクリーニングがおすすめです。
また、シルクなどの他社では取り扱いできない種類の布団でも依頼できる場合があるため、そうした特殊な素材の布団を洗いたい人にも適しています。
さらに、個別に布団を洗ってくれるため、ペットを飼っている人にも安心です。
3位:フレスコ
フレスコも多くの人に利用されている布団クリーニング業者です。
フレスコは、肌に優しい洗濯方法で人気を集めています。
特徴
漂白剤や溶剤を使用しない
フレスコは、漂白剤や溶剤を一切使わずに布団を洗濯しています。
そのため、布団に薬剤が残る心配がなく、布団の傷みも少ないです。
漂白剤を使用しないためシミなどが多少残る場合がありますが、汚れ自体はしっかりと洗浄されているので安心してください。
手洗いしない
フレスコでは布団を手作業で洗わず、すべて専用の機械で洗浄しています。
そうすることで、丸洗いの品質が一定に保たれています。
フレスコは、洗い上がりにバラツキがなく、品質が安定しているのが特長です。
中性洗剤を使用
フレスコでは、中性洗剤を使用して布団を洗濯しています。
中性洗剤は、羽毛などの動物性の繊維を溶かさないため、布団の傷みが少なくて済みます。
貸し布団が利用できる
フレスコでは、洗濯中に布団を貸し出す「貸し布団」のサービスを提供しています。
そのため、布団を汚してしまって代わりの布団が手元にない場合でも、安心してクリーニングを利用できます。
なお、貸し布団サービスの利用料金は1万円程度です。
料金
フレスコの料金は、1枚10,800円、2枚12,900円、3枚14,850円と、これまでご紹介した2社よりも若干高めです。
しかし、羽毛の掛け布団に限れば。1枚8,480円、2枚10,350円と安めです。
また、フレスコでは「リピートコース」が設定されており、2回目以降の依頼は料金が1回目よりも安くなります。
納期
フレスコに依頼してから返却されるまでの期間は1-2週間程度です。
布団を洗濯に出す人が多い夏季には、2-3週間程度かかる場合もあります。
フレスコの納期は、宅配クリーニング業者の平均的な水準です。
どういう人におすすめ?
フレスコは、漂白剤や溶剤を使用しておらず、肌がデリケート人でも安心して利用できます。
そのため、敏感肌やアレルギー体質の人に特におすすめです。
また、布団に優しい洗い方を採用しており、機械で洗浄するため洗濯の品質が安定しています。
フレスコは、布団の傷みを抑えたい人にも適しています。
さらに、1-2枚の羽毛布団のクリーニング料金は、他社に比べて安めです。
羽毛布団を洗濯したい一人暮らしの人などは、フレスコの利用がおすすめです。
4位:せんたく便
せんたく便は、ネットを利用した宅配クリーニングの老舗です。
せんたく便はパック料金でのクリーニングサービスを提供しており、「ふとんパック」を利用すれば布団の丸洗いを手軽に依頼できます。
特徴
せんたく便は、指定の専用バッグに入れる方式で、2点までの布団の丸洗いを依頼できます。
また、「布団2枚・ベビー布団2枚・枕2個・座布団2枚・肌掛け布団2枚」を布団1枚分として利用可能です。
せんたく便は、多くの枚数のクリーニングには適していませんが、一人暮らしなどで少数の布団を気軽にクリーニングに出したい場合に便利です。
料金
せんたく便の布団パックの料金は「9,800円」です。
また、2回目以降は「9,100円」で利用できます。
専用バッグには、布団が2枚まで入ります。
他社の布団2枚のクリーニング料金は12,000円程度であり、それに比べるとせんたく便は割安です。
納期
せんたく便に依頼して布団が戻ってくるまでの期間はやや長く、最短で20日です。
そのため、急いで布団を洗濯したい場合には適していません。
せんたく便は、季節の変わり目などで布団をしまう前に利用するとよいでしょう。
そうしたタイミングで依頼すれば、納期の長さが気になりません。
どういう人におすすめ?
せんたく便は、布団の枚数が少な目な一人暮らしの人などに特におすすめです。
羽毛布団1枚と毛布2枚などの組み合わせでバッグに詰めるだけなので、気軽に利用できます。
布団2枚分であれば、ほかの業者に比べて価格が割安です。
ただし、家族全員の布団など多くの布団をクリーニングに出したい場合は、他社を利用したほうが割安になるケースが多いでしょう。
また、せんたく便にクリーニングを依頼すると、圧縮パックに封入した形で返送されます。
そのため、布団を置いておくスペースが確保しにくい人の利用にも適しています。
以上、おすすめの宅配クリーニング業者をご紹介しました。
ランキング形式でご紹介しましたが、それぞれの会社には異なる特徴があり、依頼する布団の枚数や種類、重視するポイントなどによって選ぶべき会社は異なります。
自分が何を重視するかを意識したうえで、自分にあった宅配クリーニング業者を選んでみてください。
宅配クリーニングに関するQ&A

宅配クリーニングを利用するにあたっての、よくある質問をまとめてみました。
そもそも布団って洗った方がいいの?
布団は、見た目よりもずっと汚れています。
人は一晩で約200ml程度の汗をかくといわれており、長く使用していると汗に含まれている塩分や皮脂が布団の内部に蓄積します。
そうした汚れは天日干しや除菌スプレーで落とすことはできず、きれいにするには布団の丸洗いが必要です。
布団の汚れを落とせば、保温性能が高まります。
また、布団の汚れは繊維の劣化を早めるため、クリーニングは布団を長持ちさせることにもつながります。
さらに、長く布団を使用していると、布団の内部でダニやカビも繁殖してしまいます。
ダニやカビはアレルギーの原因になり、健康に悪影響を及ぼします。
布団をクリーニングに出せば、そうしたアレルギーの原因をしっかりと除去することができます。
布団をクリーニングに出して得られる効果を詳しく知りたい場合は、「布団をクリーニングに出すとどういう効果があるの?」で解説していますので、参考にしてみてください。
どれくらいの頻度で洗ったらいいの?
掛け布団と敷布団は、半年に一回程度の洗濯が推奨されています。
布団を丸洗いする専門業者の調査によれば、布団を丸洗いするとダニを除去できますが、半年程度経つと再び増加するとのことです。
布団やシーツ、枕などの洗濯頻度に関しては「布団の洗濯はどのくらいの頻度でしたらいいの?」の記事で解説しています。
いつクリーニングに出すのがおすすめ?
布団は、季節によって使用する種類を変えている人が多いでしょう。
そうした場合は、季節が変わって布団を入れ替える際に、それまで使っていた布団をクリーニングに出すのがおすすめです。
季節の変わり目にクリーニングに出せば、結果的に半年に1回程度という理想の頻度で布団を洗うことになります。
また、布団を保管する前にクリーニングに出せば、クリーニングの納期が延びても問題ありません。
クリーニングに出すタイミングに関しては「布団をクリーニングに出す時期はいつ?どういうタイミングで出したらいいの?」の記事で詳しく解説しています。
布団クリーニングの出し方と注意点は?
布団を宅配クリーニングに出す際には、布団の素材や汚れ、業者の注意事項などをよく確認することが大切です。
クリーニング業者はすべての布団を取り扱っているわけではなく、布団の素材や状態によっては受け付けてくれない場合があります。
布団をクリーニングに出す方法と注意点は「布団をクリーニングに出す手順や出し方はどうしたらいいの?」の記事で詳しく解説しています。
さいごに
布団の宅配クリーニングは、自宅に居ながら布団を手軽にクリーニングに出すことができるため、とても便利です。
今回は、特におすすめしたい宅配クリーニング業者を4社ご紹介しました。
各業者にはそれぞれ異なるメリットがあり、洗濯を依頼する布団の枚数や種類、洗い方へのこだわりなどによって、選ぶべき業者が変わります。
今回の記事を参考に、自分にあった業者を選んで、布団の宅配クリーニングを利用してみることをおすすめします。
最後にランキングをご紹介いたします。