布団をクリーニングに出す手順や出し方はどうしたらいいの?

布団をクリーニングに出す際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
クリーニング店はすべての布団を取り扱っているわけではなく、布団の素材や状態によっては受け付けてくれない場合もあります。
また、汚れを事前に確認してクリーニング店に伝えておくことで、汚れをしっかりと落としてもらえます。

今回は、布団をクリーニングに出す手順と、その際の注意点について詳しく解説します。

布団をクリーニングに出す前の準備

クリーニングを業者に依頼する前に、いくつかチェックしておくべきポイントがあります。
布団のクリーニングは、事前の準備が大切です。

まずは布団をチェックする

まずは、クリーニングに出す布団の素材や状態をしっかりと確認しましょう。
布団の状態によっては、クリーニングを断られる場合があります。
また、汚れをしっかりと落としてもらうためにも、事前の確認は重要です。

布団の素材を確認する

布団の素材の確認はとても重要です。
クリーニング店によっては、特定の素材の布団を取り扱っておらず、依頼しても断られる場合があります。

注意が必要な素材の代表的なものには、シルク・ムートン・ウレタンなどがあります。
これらは、一般的なクリーニング店では取り扱っていないケースが多いです。
そうした素材の布団をクリーニングに出したい場合は、それらを取り扱っている業者を選ぶ必要があります。

ほころびや傷みがないかチェック

布団にほころびや傷みがないかも事前にチェックしておきましょう。
特に羽毛布団の場合は、小さな隙間からも羽毛が飛び出してしまいます。

縫い目のほつれなどがある場合、それが小さなものでも洗濯中に大きく広がってしまう場合があります。
クリーニング店でもチェックしてくれますが、依頼前にしっかりと確認しておき、ほころびがあれば繕っておくと安心です。

布団の汚れを確認

クリーニングに依頼する前に、布団の汚れを確認しておきましょう。
布団カバーを使用していれば通常の使用で目立つ汚れがつくことは珍しいですが、顔に近い部分は比較的汚れやすいです。
また、子供のおねしょやペットの尿などによるシミがつく場合もあります。

そうした汚れを事前に確認して業者に伝えておけば、汚れをしっかりと落としてもらえます。
なお、場合によってはシミ抜きのオプションサービスなどが必要になる場合もあります。

ひどい汚れがある場合は、事前に必ずクリーニング店に伝えるようにしましょう。
特に、吐瀉物(ゲロ)や汚物が付着しているものは、特定の業者以外のクリーニングが法律で禁止されています。
そうした汚れを隠して依頼すると、業者に多大な迷惑がかかります。

布団のクリーニングを依頼する際には、事前に汚れを確認して、特殊な汚れがある場合は必ず業者に伝えるようにしてください。

クリーニング店を選ぶ

布団を確認したら、依頼するクリーニング店を選びましょう。

目的に適したクリーニング業者を選ぶ

布団のカビの除去やシミ抜きなどの処理が目的の場合は、そうした処理を得意としている業者を選ぶようにしましょう。
価格の安さだけで業者を選んでしまうと、期待していた効果を得られない場合があります。
また、特殊な素材が使われている布団の場合は、その素材でも洗濯してくれる業者を探す必要があります。

クリーニングにかかる日数は業者によって異なる

布団のクリーニングにはある程度の日数がかかり、その期間は業者によって異なります。
一般的には2週間から3週間程度が多いですが、1週間以内に送り返してくれる業者もあれば、1ヵ月程度必要なところもあります。

布団をクリーニングに出す際には、必要な日数も確認しておき、急ぐ場合は早めに返却してくれる業者を選びましょう。

クリーニングのオプションを選ぶ

クリーニング業者の中には、さまざまなオプションサービスを提供しているところもあります。
業者を選ぶのにあわせて、そうしたオプションサービスを利用するかどうかも決めましょう。

代表的なオプションサービスには、「抗菌加工」「防ダニ加工」「消臭加工」「シミ抜き加工」「カビ取り加工」などがあります。
これらのサービスは追加料金がかかるケースが多いですが、いくつかのオプションサービスを無料で提供している業者もあります。

以上が、布団をクリーニングに出す前の準備です。
特に、布団の素材や汚れについてはしっかりと確認しましょう。

クリーニング店に布団を持ち込む場合の手順

布団のクリーニングの依頼方法には、自分で店舗に持ち込む方法と、宅配サービスを利用する方法の2種類があります。
まずは、クリーニング店に持ち込む場合をみていきましょう。

特殊な布団の場合は事前に連絡しておくと安心

自分で布団を持ち込む場合には、基本的に予約などは不要です。
ただし、布団は運ぶのが大変なため、受付を断られる可能性のある特殊な素材の布団や、汚れのある布団の場合は、事前にクリーニング店に連絡しておくようにしましょう。
電話で素材や状態を説明して確認をとっておけば、受付を断られて無駄足になるのを避けることができます。

落としたい汚れがある場合はしっかりと伝える

シミなどの落としたい汚れがある場合は、布団を渡す際に業者に明確に伝えましょう。
事前に伝えておくことで、汚れをしっかりと落としてもらえます。

クリーニング後に布団を引き取る

宅配サービスを利用しない場合は、クリーニングが完了する頃に店舗を訪れて布団を引き取ります。
布団はかさばるため、長い間受け取らないと店に迷惑がかかります。
クリーニングが終わったら、早めに受け取るようにしましょう。

クリーニング店に自分で布団を持ち込む場合は、通常の衣類をクリーニングに出す手順と大差ありません。
ただし、布団はかさばるため、持ち運びには注意しましょう。

宅配クリーニングを利用する手順

大きな布団を持ち運ぶ手間を省きたい場合は、宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。
宅配クリーニングは、クリーニング店や宅配業者が布団の集荷と配達をしてくれるサービスです。
宅配クリーニングを利用する際の手順は、以下の通りです。

手順その1:宅配クリーニング業者の注意事項をよく確認する

まずは、依頼する業者の注意事項をよく確認しましょう。
業者によって、クリーニングの対象となる布団の種類が異なります。

店舗に持ち込む場合と違って、宅配クリーニングは依頼前に布団を確認してもらえません。
クリーニング対象外の布団を送ってしまわないよう、事前に注意事項をよく確認してください。
注意事項は、業者のホームページに記載されています。

手順その2:宅配クリーニングを申し込む

注意事項を確認したら、インターネットか電話で申し込みます。
確認したい事項や落としたい汚れなどがある場合は、あわせて伝えるようにしましょう。

手順その3:宅配キットに布団を詰めて送る

宅配クリーニングを依頼すると、布団を詰めるための宅配キットが送付されます。
宅配キットは、2-4日程度で届く場合が多いです。

宅配キットが届いたら、布団を詰めてから宅配業者に連絡し、布団をクリーニング店に送付します。
なお、布団はカバーなどを外した状態で送るようにしてください。

手順その4:クリーニング後の布団を受け取る

クリーニングにかかる期間は業者によって異なりますが、おおむね2-3週間程度です。
きれいになった布団が先方から送られてくるため、受け取って状態を確認すればクリーニングは完了です。

クリーニング後の保管方法は?

クリーニングから戻ってきたら、布団をビニール袋から取り出して半日程度広げておきましょう。
ビニール袋は輸送時の汚れを防ぐためのものなので、入れたままにしておくと布団が蒸れてしまう場合があります。
天気が良ければ、いちど風に当てるのもおすすめです。

布団の湿気を取り除いたら、通気性の良いケースなどに入れて布団を保管します。
その際には、乾燥剤や防虫剤を使用すると安心です。

圧縮されている場合はそのまま保管

なお、業者によっては布団を小さく圧縮して送付してくれる場合もあります。
その場合は、次に布団を使用する時まで袋から取り出す必要はありません。
真空圧縮された布団は、乾燥剤などを使用しなくても長期間清潔な状態に保たれます。

長期保管サービスを提供している業者もある

クリーニング業者の中には、次に使用するまでの間布団を預かってくれる「長期保管サービス」を提供しているところもあります。

長期保管サービスは、布団を置いておくスペースがない場合や、自宅の保管環境があまり良くない場合におすすめです。
長期保管サービスを利用すれば、温度や湿度が調整された清潔な環境で布団を保管してもらえます。

まとめ

布団をクリーニング出す際には、布団の素材や状態をよく確認することが大切です。
布団の素材が特殊だったり汚れがあったりする場合は、必ずクリーニング業者に伝えるようにしてください。

布団のクリーニングを依頼する方法には、店に自分で持ち込む方法と、宅配サービスを利用する方法があります。

店舗に持ち込む場合は、通常の衣類と依頼手順は変わらず、予約なども必要ありません。
ただし、特殊な布団の場合は、念のため事前に電話で確認を取っておくと安心です。

宅配クリーニングを利用する場合は、自宅に送られてくる宅配キットを利用して布団を業者に送付します。
宅配クリーニングは、布団を運ぶ手間が省けて便利です。

クリーニングを利用すれば、布団を清潔な状態に保つことができます。
今回ご紹介した手順を参考に、布団をクリーニングに出してみることをおすすめします。

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