羽毛布団を自分で洗う際には、洗い方や乾燥方法に注意しないと布団がぺちゃんこになってしまう場合があります。
ぺちゃんこになってしまった布団は、羽毛をほぐしながら再び乾燥させると、ボリュームが戻る場合が多いです。
ただし、乾燥機に長時間かけると、逆にボリュームが減る原因になるため注意しましょう。
今回は、洗濯でぺちゃんこになってしまった布団をフワフワの状態に戻す方法をご紹介します。
もくじ
布団の中の羽毛が偏るとぺちゃんこになる

自分で羽毛布団を洗濯してみたものの、布団がぺちゃんこになってしまった人もいるのではないでしょうか。
羽毛布団が洗濯でぺちゃんこになるのは、中の羽毛が偏ってしまうのが主な原因です。
羽毛布団は、中身の羽毛が多くの空気を含むことでふっくらとした状態に保たれます。
洗濯や脱水の過程で羽毛が偏って固まってしまうと、羽毛が空気を保持できずに布団がぺちゃんこになってしまいます。
羽毛布団をふっくらとさせるには、洗濯する際に中身がなるべく偏らないようにし、乾燥させる際には羽毛をよくほぐすことが大切です。
ぺちゃんこの布団は再び乾かすとボリュームが戻る

洗濯して羽毛布団がぺちゃんこになってしまった場合は、ほぐしながら再度乾燥させると、ある程度ボリュームが戻る場合が多いです。
基本的には再び水洗いする必要はありませんが、羽毛の偏りがひどい場合は、再度水洗いしたほうがほぐれるのが早い場合があります。
水洗いする際には、中身が偏らないよう洗濯ネットを使用するなどの工夫をしましょう。
洗濯ネットを使用せずに家庭用の洗濯機で洗うと、布団がねじれて羽毛の偏りがひどくなる場合があります。
羽毛の偏りを防ぐために、洗濯機を使用せずに浴槽で踏み洗いするのもよいでしょう。
コインランドリーの乾燥機を使うのがおすすめ
布団をふっくらと乾燥させたい場合は、コインランドリーにある大きめの乾燥機を使うのがおすすめです。
コインランドリーの乾燥機を使えば、布団を大きなスペースで動かしながら乾燥させることができるため、羽毛をしっかりとほぐすことができます。
テニスボールを一緒に入れると効率良く羽毛がほぐれる

乾燥機で布団を乾燥させる際には、一緒にテニスボールを2個程度入れてみましょう。
テニスボールは乾燥機の中で跳ね回り、布団をたたいて効率的に羽毛をほぐしてくれます。
テニスボールを入れる乾燥方法は、プロのクリーニング店でも行っている方法です。
布団を乾燥させる際には、是非試してみてください。
乾燥機を長時間かけると羽毛を傷めるため注意
ただし、布団をふっくらさせようとして乾燥機に長時間かけると、逆に布団のボリュームが減ってしまう場合があるため注意が必要です。
羽毛は繊維状のタンパク質でできており、熱を加えすぎると割れてしまいます。
割れた羽毛は空気を溜め込むことができず、布団のボリュームが減って保温性能も低下してしまいます。
羽毛布団を乾燥させる際には、あまり高温にならないよう温度設定や乾燥時間に注意しましょう。
乾燥機に「羽毛布団コース」などの機能がある場合は、そうした機能を利用すると安心です。
自宅の場合はほぐしながら干す
自宅で乾燥させる際には、こまめに羽毛をほぐしながら干すことが大切です。
1本の物干し竿で干すと羽毛が偏りやすくなるため、2本の物干し竿を使って布団を「M字型」にして干すのがおすすめです。
こまめに羽毛をほぐしつつ、時折布団をひっくり返しながら羽毛に空気を含ませましょう。
まとめ
洗濯で羽毛布団がぺちゃんこになるのは、中身の羽毛の偏りが原因です。
ぺちゃんこになってしまった布団は、ほぐしながら再び乾かすことで、ある程度ボリュームが戻ります。
その際には、コインランドリーにある大きめの乾燥機を使い、一緒にテニスボールを入れるのがおすすめです。
ただし、高温になりすぎると羽毛が痛むため、温度設定や乾燥時間には十分注意してください。
自宅で干す場合は、こまめにほぐしながら乾燥させ、中の羽毛に空気を含ませましょう。
羽毛布団を洗濯する際には、中身が偏らないよう注意することが大切です。
ぺちゃんこになってしまった場合は、ご紹介した方法を参考にして、布団をほぐしながら再度乾燥させてみてください。